一人で三宅島に行ってきたお話②

こんにちは!

三宅島の一人旅①の続きの②になります。

今回は、前回の続き昼から帰りの船の乗船までを記事にしました。

 

 

七島展望台

アカコッコ館をでて、三宅島の山頂付近ある七島展望台まで移動しました。三宅島の中央にはカルデラが形成されていますが、立ち入り禁止区域に設定されているため入ることができませんでした。

七島展望台は、三宅島の南西にありそこまでは車・バイクで向かうことができるのですが、かなり急な坂になっておりバイクのエンジンがずっと唸っていました。

このように展望台まで舗装された道路が続いている

展望台は非常に風が強く、バイクを置く位置も工夫しなければならないほどでした。天気が良ければ、伊豆諸島・富士山を望むことができるのですが、訪れた時間帯は、雲が出ておりカルデラの上部、伊豆諸島方面が曇っていました。

頂上の地面は、スコリアと呼ばれる(マグマが火柱となって噴出した際の飛沫が、冷えて固まったもの)噴火の痕跡が見られました。

スコリアが頂上付近に大量にある

カルデラの方面・山頂には雲が積もっている

七島展望台を降り、反時計回りで島を回りながら、島の東のほうに向かうことにしました。まず、サタドー岬の呼ばれる厚い溶岩流が海に流れ込み誕生した、高さ20~30mの断崖絶壁のスポットに向かいました。

サタドー岬

サタドー岬は、海面までかなりの高さがあり、柵もないためかなり危険な場所ではありましたが、海の向こうには建造物もなく、島を振り返ると緑色のなだらかな斜面が続いていました。

サタドー岬

椎取神社

その後、火山の跡を巡ろうと思い、サタドー岬から一番近い椎取神社へ移動しました。

神社に到着し、本堂の裏の奥の森のほうに道が続いていたため進んでみることに、、、

木々の中を歩いて数分すると、社殿がありそこで一度参拝をしました。

森の中は夏(9月上旬)の暑い時期にもかかわらず、かなり涼しく人の気配も全く感じられず、少し異様な雰囲気になっていました。

建物の奥に、山の中へ小道が続いている

その後バイクに戻り思ったのですが、「ガイドブックにあった鳥居見ていないな」と思い、周辺を数分散策すると神社の敷地の端に地面に埋もれや鳥居が見つかりました。

この鳥居は2000年の噴火で、大量の泥流により社殿・鳥居が飲み込まれたのですが、その当時の鳥居の笠木の部分のみ、残されている状態でした。

その後、東の海岸のひょうたん山と呼ばれる場所に行きました。

ひょうたん山は、1940年に噴火がおこり大量の溶岩・火山弾・スコリア・火山砂が放出され、一日かけて海岸まで溶岩が流れ込み形成されました。ここはサタドー岬と違い、地面が溶岩の塊が多く、歩くと「ジャリジャリ」と音を立てていました。

溶岩は、黒っぽいものと赤いものが混在しており、七島展望台の山頂部分の溶岩が見られました。

地面からかなり熱い熱気が・・・

広大な溶岩跡(学校跡)

この時点で16時頃になっており、最終バスの出発時刻が18時頃になっていたため少し急ぎ足で三宅島の最後の観光スポットを訪れることに

バイクで数十分ほど走らせ、火山体験遊歩道へ。ここは、三宅島の阿古小中学校があった場所で、溶岩跡の上に木製遊歩道が引かれており、ゆっくりと歩きながら溶岩跡を見て回れました。

木製遊歩道から見える建物は、三階建てになっており写真で見える部分は屋上になっており、三階部分の半分ほどまで溶岩で埋もれてしまったそうです。

その横の体育館も、屋根の部分がなくなり、半分以上埋もれていました。岩もゴツゴツしたものが多く、量も桁違いになっていたため、火山噴火のスケール大きさが感じられました。

学校跡・屋上付近まで溶岩で埋もれている

体育館の半分以上が溶岩で埋もれている

学校跡を見終わり、時間を確認するとバス出発まであと一時間ちょっとあったため、先にお風呂済ませようと思い、島唯一の温泉「ふるさとの湯」に。

今まで観光してた間、観光客や地元の人とはあまり出会わなかったのですが、ここの温泉は、地元のおじちゃんや中学生・高校生くらいの人たちで賑わっていました。

ふるさとのお湯には、ナトリウム性であり、温泉の色は濃い茶色に濁っていました。温泉には面白い注意書きがあり、「タオルが変色する場合があります」と書かれていました。時間帯的にちょうど夕日がそろそろ落ちていくなという感じでした。

民泊に帰宅!

温泉を三十分ほどですませ、一度バイクを返却しバスで民泊まで移動することにしました。

17時頃が最終便

今回利用した民泊は「吉兼」。自分以外に二人宿泊しており、自分は大久保浜が見える一人部屋でした。荷物の整理をしている間に、晩御飯の時間になりお刺身や炒め物がメニューに入っており、白米はおかわり自由放題でした。

種類たくさんの晩御飯!

晩御飯を食べていると、ニュースで台風情報が流れており、台風7号が接近していると流れていました。東京から出発した際は、台風による運行状況に影響はなかったのですが、「台風が近づいており風が強く吹き始めたら、もしかしたら帰る時に影響が出るかもしれない」と一緒に宿泊していた人に教えてもらいました。

台風7号進路

夜ごはんを済ませ、宿で洗濯物をすませ風と雨が強くなってきたため早めに就寝することに、、、

広々空間!

次の日

朝起きると、天気は晴れていたのですが風が少し強く海が少し荒れている様子でした。

朝ごはんを食べながらニュースを見ると、台風の進路は島に直撃しなかったものの、確実に島に近づいている様子でした。朝ごはんを食べている途中に、島内放送がながれ「海の状況が荒れているので、船の折り返し運行を行うため、三宅島出発の時刻を早めます」と放送が流れました。

朝ごはん

通常通りであれば、14時頃に三宅島を出発する予定でしたが8時頃に三宅島を出発することになりました。

ご飯を済ませ、自分の部屋でささっと荷造りを終わらせ、一緒に宿泊していた方と車で港まで送っていただくとこに、

港に到着すると、船の乗船時間の変更の手続きを行い8時頃出発のチケットと交換し、船に乗り込みました。

橘丸

ここまで読んでいただきありがとうございました。

今回の記事にて、三宅島は終わりです!

三宅島については終わりですが、また帰りの船で寄った新島を番外編として短い記事にしたいと思っております。

韓国旅行も現在執筆中です!

一人で三宅島に行ってきたお話①

今回の記事では、自分が夏の東京都の離島「三宅島」に旅行してきたときの話を、使った金額や旅行プランを書き起こしながら感想とあわせて紹介していきます!

初めての記事になりますので暖かく見守っていただければ幸いです。

 

 

東海汽船について

去年の夏ごろに前々から思っていた「どこか珍しい場所に一人旅に行きたいな」と感じ、離島探しから始まりました。

そこで、Youtubeを見ながら色々検索し見つかった場所が「三宅島」でした。東京からいける離島は8種類ほどあり、東海汽船を利用しました。

今回利用した東海汽船は、22:30ごろに三宅島・御蔵島八丈島をまわる大型客船(橘丸)でした。

東海汽船HPから引用

22:30に東京を出発し、三宅島には朝の4:50頃に到着するので、約7時間の船旅でした。今回は一人旅ということもあり、できるだけ安く済ませようと思っていたため、客室は、2等客室を学割で利用し 15,000円でした。

東海汽船 橘丸

 

東京出発!

では出発です!

東京湾を出発し、まずはレインボーブリッジをくぐります。

(この時間帯は、出発して間もないためたくさんの乗客の人が、甲板に集まりレインボーブリッジを見ていました。)

船内は6階建てになっており、食堂等もありましたが晩御飯は先に済ませていたため、自分の客室で明日に備えて眠りました。1枚100円の毛布を2枚ほどレンタルし布団のように敷き、夜間は電気が消灯することもあり、比較的快適に過ごすことができました

。しかし、条件付き出航であったこともあり、海が少し荒れていたため「少し揺れるなぁ」ぐらいは感じました。

御蔵島は出発時点で欠航

三宅島到着!

条件付きで心配ではあったのですが、到着予定時刻ピッタリに三宅島に到着しました。港には、ホテルの関係者やレンタカー会社の人がお迎えに来ていました。

私は、お迎えの予約をしていなかったため、三宅島の村営バスを利用し、ひとまず港からレンタルバイクの店舗付近まで移動しました。

 

バスを降り、レンタルバイクのお店が開くまでは2・3時間ほどあったため、降りたバス停の付近のホテルで朝食をいただくことに。

一人千円で朝食バイキングに参加でき、窓から海が見える場所に座り、三宅島での初めての食事!営業開始後すぐだったため、宿泊客は少なくゆったりと過ごしました。

 

朝食後、観光案内書で島内マップや観光スポットについて調べているうちに8時になったため、いよいよレンタルバイクのお店へ

今回お借りしたバイクは「Dio」の黒色の原付(ヘルメット付)で1日で4,500円でした。

 

島内一周

バイクをお借りし、とりあえず島を一周してみることにしました。

三宅島は一周約30kmほどあり原付では1時間30分~2時間ほどで周回することができます。そして、バイクを走らせていくと「走りやすい!」と真っ先に感じました。

三宅島全体マップ 東京観光デジタルパンフレットギャラリーから引用


都心の道と比べ、ここの道は直線が長く続くことが多い上に道路もかなりきれいに整備されているため、バイクで走っていて全く不便を感じませんでした!

天気は晴れており、少し暑いくらいの気温でしてた。とりあえず、島内マップを見て「ノン・ノ」という喫茶店を訪れることに

頼んだのは、ブレンドのホットコーヒー。私も初めて見たのですが、サイフォンと呼ばれるコーヒーを抽出する器具を使用しコーヒーを提供してもらいました。ドラマなどでした見たことのないお店の雰囲気や、器具にはかなり驚かされました

ブレンドコーヒー500円

野鳥観察

茶店で店主の方に、三宅島の特徴や観光スポットについて聞いたところ、「アカコッコ」と呼ばれる、国の天然記念物に指定されており、伊豆諸島では三宅島・八丈島で生息する野鳥が有名だと聞きました。

また、三宅島はバードアイランドとも呼ばれており、「アカコッコ」の他にも「イイジマムシクイ」などを始めとする、「シチトウメジロ」「タメコマドリ」などの野鳥が多く、多くのバードウォッチャーが訪れる島でもあるそうです。

その後、島内唯一の池である、大路池に向かいました。大路池に到着し、池の桟橋に向かうと早速野鳥発見!

(鳥に関しては詳しくないため、種類はわかりませんでした)

 


大路池の周りは、山になっているのですが桟橋から周りを見渡すと広大な緑が広がっていました。ここで、島の自然のスケールの大きさに圧倒されました。



大路池からすぐ近くの場所に「アカコッコ館」と呼ばれる、三宅島の自然情報の提供や野鳥の成り立ち・三宅島の詳細などについてまとめられている施設を訪れました。

アカコッコ館にて、展示を見回っていると案内の奥のほうに野鳥観察所と呼ばれる野鳥にとって環境が整っている、いわば野鳥達の休憩所のような場所がありました。

そこで、持ってきたカメラを使用し鳥が来るのをずっと待っていました。観察中、何羽か来てくれたのですが、私のカメラスキルの問題できれいに写真を収めることはほぼ不可能でした、、、、

野鳥は、10分おきに1~2羽ほど来るためずっとカメラを構えていたらいつの間にか1時間ほど経過していました!その時点で13時頃になっており、当日バイクを返却した後村営バスの最終便が18時頃だったため、名残り惜しいですがそろそろ移動することに

 

ひとまず、三宅島旅行の半分くらいは書けたため、次回は午後から過ごした内容について書いていきます!

最後まで読んでいただきありがとうございました!